見えにくいですが、空がしているのはSamekomonという柄の首輪。
漢字では鮫小紋と書くこの柄は、代表的な江戸小紋柄のひとつ。
それじゃぁ江戸小紋ってなに?ってところですが、
江戸小紋とは武士の裃(かみしも)がルーツだといわれている柄の事で。
江戸小紋は柄があまりに細かいため、布地から2、3歩離れると無地のように見えます。
実は江戸時代、今風に言ってしまうと、武士たちは裃をいろいろと
おしゃれに、他と違う感じにしたかった訳なのですが、
あんまり派手にしてしまうと、お上から怒られちゃうんですね………。
それで、そうした目をごまかすためにも近づくとものすごく凝っているのだけれど、
ちょっと離れると無地に見えるようにして、お上の目をごまそうとした訳です。
結局この細かい柄を作るのに、大変な技術が必要だったため、
結果的に位の高い武士ほど、細かい柄になっていったそうです。
さて、そんな江戸小紋であるSamekomon。
当店ではあずきいろ、黒、茶、るり色がございます。
空がつけているのはあずきいろです。
空のように室内飼いで、首輪が全く平気な長毛種の子でしたら、
普通よりゆったりめに付けてあげるとイイ感じです^^